野球肩・野球肘

野球は投手と野手の役割が大きく異なることから競技特性を理解しなといけない。

 

投手は「投手がなげなければ始まらない」っと言われるように投手は自身のタイミングでボールを投げることができる自分主動のポジション。よって、いつも同じようにプレーができるように自分自身をコントロールする能力が求められる。

野手は打撃・守備・走塁全てにおいて受動的要素が多い。よって、さまざまな判断力が要求されます。

投手

 試合1日多い時で200球以上投げることがある投手は、肩・肘のコンディショニングが重要視されています。肩・肘の障害に関連するものとして、投球フォーム。肩・肘を中心とした筋力及び柔軟性の問題、さらに使いすぎ(オーバーユース)などが要因となっています。

 競技レベルが上がると、下半身の動きも重要視され、特に股関節周辺の動きも注意しなければなりmせん。

 

野球肩
野球肩

 直接の原因は、投球動作中の反復する過大なストレスによるものです。そこに使いすぎや、コンディショニングの不足が関与しています。 投球は、肩だけで投げるというものではありません。 地面に足で立ち、腰を捻って下半身からの回旋を利用し、その増幅されたパワーを肩に伝えて投げるのです。 野球肩の治療は、下腿部、腰部、骨盤や脊柱、肩背部や胸部全てに行っていきます。

投球動作

野球肩は、「三角筋(肩の筋肉)」や「上腕二頭筋長頭(腕の前の筋肉)」の炎症、「インナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)」の炎症や萎縮で起こります。

「インナーマッスル」は、肩関節の関節を補強し、棘下筋は肩を外に捻る(外旋する)働きをします。

「上腕二頭筋長頭」は、肩を外に捻り(外旋)、かつ内側に捻ります(内旋)。「上腕二頭筋」は、肘関節では、肘を曲げる(屈曲)、及び強力に肘を外に捻る(回外)ように働きます。

「三角筋」は、肩関節を外向きにあげさせる(外転)、最も重要な筋肉です。上腕骨の先端とその上にある肩の骨(肩峰)の間に、クッションとしての役割を果たす「肩峰下滑液包」があります。

 

野球肩は、主にこれらの筋肉や軟部組織の炎症や萎縮、腱の損傷を伴って発生します。

野球肩の治療方針
投球動作

投球動作を見て、全身のあらゆる関節や筋肉の痛いところや、具合の悪いところを確かめます。肩はもちろん、股関節・腰部そして足底・下腿部をに調べ、「足関節、膝、股関節、骨盤、脊柱」の歪みや捻れがないかを見ていきます。そして、投球動作に関わる肩の筋群を詳しく診ていきます。野球肩は、投球を司る筋群全体に異常が生じているために、痛みとして症状がでています。よって、痛い箇所だけ治療するのではなく、投球動作に関連する筋肉を一緒に施術していきます。施術後は症状に合わせた動画のようなストレッチ法を指導します。また、希望があれば体幹トレーニングなどの運動指導も行います。

野球肘
野球肘
野球肘

 投球時または投球後に肘に痛みでることを野球肘といいます。野球肘の直接の原因は、投球動作中の反復する肩のストレスによるものです。 それに、肩の使いすぎ、コンディショニングの不足、投球フォームも野球肘の原因に関係しています。

 ボールを投げる動作は単なる肘の曲げ伸ばしだけでなく、ひねりの力や剪断力(ずれる力)も加わり、肘の関節に強いストレスがかかります。さらには、「首・肩、腰、下半身の強さや安定」「フォームの善し悪し」が、肘にかかるストレスに大いに関係します。よって、どんなスポーツにも言えることですが、フォームに癖が付かないように絶えず的確な指導を受けることが大切なのです。

野球肘

 野球肘に悩まされるのは、肘に成長軟骨が出現する小学校高学年が最も多く、中学生高校生の順です。高校生になると身体に対して筋肉が十分成長してくるので、激しい練習にも耐えられるようになりますが、小中学生の間は筋力が十分でないのでフォームとオーバーユース(使いすぎ)には特に注意が必要です。

野球肘

 投球動作は「肘」だけで行っているわけではなく、肩甲骨も関係します。肘と肩は、一方が痛んだら両方を見ていくことが大切です。さらに投球動作は、胸椎・股関節を使って全身で行っています。よって、肘だけでなく、全身(胸郭・腰・骨盤・足関節等)と全体を診ていきます。

施術後は症状に合わせた動画のようなストレッチ法を指導します。また、希望があれば体幹トレーニングなどの運動指導も行います。

施術方法

 患部の施術を行いながら、投球フォームの改善をしていただきました。下記のように1つ1つ丁寧に見ていき説明し改善していきます。しばらくは、テーピングで固定行い患部の安静をはかります。

メディカルチェック
施術の流れ
施術の流れ

施術時間・アクセス・施術料金
天上川接骨院

問い合わせ